再婚と禁止期間について

再婚をちゅうちょされている方には、ぜひ再婚をお勧めします。失敗したからこそ相手を許す気持ち、相手を信じる気持ちなどの包容力が身についています。たとえ今が苦しいときでも、つらいことを経験しているから人に優しくなれます。だからこそ次は、幸せになってください。私は、幸せになるための離婚であって欲しいと願っております。

⑴ 再婚禁止期間

男性は離婚後すぐに再婚できますが、女性には、法律により、再婚禁止期間が定められており、離婚から100日経過した後でなければ再婚することはできません。

⑵ 子供の親の確定

  • 法律では、離婚成立(婚姻の解消もしくは取消し)の日から300日以内に出産した子は、前夫の子と推定され、再婚成立の日から200日を経過した後に生まれた子は、再婚した夫の子と推定されております。
再婚禁止期間は、トラブルを防ぐ大切な期間です。
  • 女性が離婚後すぐに再婚し、出産した場合、出産した子が前夫の子か再婚した夫の子かどちらなのかが不明確になる場合があります。
  • そこで法律は、再婚禁止期間を設けることによってトラブルを未然に防いでいます(前婚と後婚の推定期間が重ならないため、子の父親が分からないという事態を避けることができます)。

⑶ 離婚後100日以内に女性が再婚を許される条件

離婚時に妊娠していなかった場合や離婚後に出産した場合には、離婚後100日以内でも再婚が認められます。なお、妊娠、出産については医師の診断書が必要とされています。